高田ビル 広島市中区銀山町11-20(撮影2016年1月25日)昭和57年当時1階で営業していたクラブ・ポエムは2階へ移り、かわりにコンビニが入居しました。リーマンショックのころはまだコンビニはなかったと思います。
平尾と北条の両刑事が、ウキウキノリノリでくぐった高田ビルのエントランスは、それから35年後の夏に封鎖され、バリケードには公示が貼られていました。破産手続きの開始決定により、破産管財人の許可がない者の立ち入りと動産の搬出を禁ずというものです。
2017年7月、株式会社タカタは広島地方裁判所に破産申し立て*1。直前には自社ビルで運営するクラブ・ポエム、ラウンジ・シュプール、ラウンジ・アンシャンテ、レストラン・シサァールの各店舗が営業を取りやめていました。
昭和27年に中新地で創業した老舗クラブは、65年の歴史に一旦幕をおろしましたが、8月3日、薬研堀通りをはさんで向かいの第一船場ビル*2で営業を再開。ビル4階のフロアでは、ボックス席のポエム、カラオケ付きのVip、カウンターのSecondに分けているそうです。
屋号ロゴはそのまま引き継がれました。
高田ビルはウエストシグマ開発により外観などを一新して流川第一ビルに(2018年9月)。ウエストシグマ開発は1987年に流川で創業。飲食店ビルを専門に綜合管理をしています。
木暮捜査課長にステーキをリクエストする平尾刑事。クラブ・ポエムの上階で営業するシサァールのステーキをご所望だったんですね(シサァールは昭和45年営業開始)
*1:平成29年(フ)第562号破産事件